大規模災害時の連携協定を締結し記念撮影する、中四国を本拠地とするサッカーJリーグの7クラブ代表ら。後列左端が徳島ヴォルティスの冨本常務取締役=岡山市

 徳島ヴォルティスなど中四国を本拠地とするサッカーJリーグの7クラブが11日、大規模災害時の練習場所の確保や公式戦実施で協力態勢を構築するための連携協定を締結した。Jリーグのクラブ同士が災害協定を結ぶのは初めて。
 
 7クラブは徳島ヴォルティスのほか、ガイナーレ鳥取、ファジアーノ岡山、サンフレッチェ広島、レノファ山口、カマタマーレ讃岐(香川県)、愛媛FC。岡山市で開かれた共同記者会見で、昨年10月の鳥取地震を経験したガイナーレ鳥取の岡野雅行ゼネラルマネジャーは「災害時にプロとしてできるのはピッチで元気な姿を見せることだ」と語った。
 
 各クラブは被災地の選手のコンディションを維持するため練習場所を確保し、公式戦を円滑に開催するため、競技場などを相互に融通する。中四国以外の地域で起きた災害にも一体となって協力する。今後、行政機関とも打ち合わせ、具体的な準備を進めていく方針だ。
 
 徳島の岸田一宏社長は「協定はリスク回避につながり、心強い。施設の融通だけでなく、選手の飲み物や練習着の洗濯、選手用のバスによる移動などの支援が考えられる」と話した。