食事を楽しむ住民=上勝町生実の上樫原集会所

 上勝町の住民団体「かみかつ棚田未来づくり協議会」が、同町生実の上樫原集会所で毎月第3土曜限定の「カフェ」を始めた。そばを行き来する登山者らに特産品を使った軽食を提供するほか、地域住民に憩いの場として使ってもらう。

 「山のカフェ」と名付け、毎月第3土曜の午前10時から午後3時まで開く。町内で採れた棚田米や、棚田米を材料にしたアイスクリーム、上勝阿波晩茶などの特産品を販売する。メニューの内容や値段などの詳細は今後決める。

 集会所は山犬嶽の登山者用駐車場から登山口に向かう途中にあり、駐車場から徒歩30分程度。地域住民が集落の会合で年1回使う程度という。登山者が近くを通ることに着目した協議会事務局の大山沙代美さん(41)が企画し、昨年秋から準備を進めていた。

 6月19日に初開催。住民や登山者ら計24人が訪れ、棚田米で作ったおにぎりや上勝阿波晩茶などを味わった。スタッフとして、徳島大理工学部の学生5人が授業の一環で参加。配膳をしたり、食事の感想や要望を聞き取ったりした。

 近くの農業竹中充代さん(69)は「棚田米のおいしさを多くの人に知ってもらいたい。たくさん販売したい」。澤田俊明アドバイザー(66)は「交流が生まれる活気のある場所にしたい」と話している。協議会は運営に携わるスタッフを募っている。問い合わせは協議会、電話090(2042)5184。