五輪本番を前に徳島市内で調整中のガウリカ選手(左)とアレクサンダー選手=むつみパーク蔵本むつみスイミング

 県内での東京五輪事前キャンプ第1陣となったネパールの水泳選手団が、徳島市のむつみパーク蔵本むつみスイミングで練習に励んでいる。18歳で大舞台に挑む選手2人を紹介する。

 競泳女子100メートル自由形に出場するガウリカ・シン選手は、7歳から暮らすロンドンを拠点に練習している。計10種目でネパールの国内記録を更新。地元開催だった2019年の南アジア大会では、金4個を含む計8個のメダルを獲得した。

 16年のリオデジャネイロ五輪は大会最年少出場の13歳で臨み、女子100メートル背泳ぎで出場34人中31位だった。今大会も予選突破の壁は高いけれど「成長した姿を見せる。国内記録を更新したい」と意気込む。ネパールでの知名度の高さと実力は、日本における池江璃花子選手に例えられることも。「池江選手と対戦するのが夢。実現できるよう頑張る」と語る。

 アレクサンダー・ガデガード・シャア選手は競泳男子100メートル自由形に出る。9歳で水泳を始め、14歳でナショナルチームに選ばれた。自由形50メートルと100メートルで国内記録を持つ。

 コロナ禍でロックダウン(都市封鎖)したり練習場所が少なかったりして、思うようにトレーニングできなかった。「事前キャンプを受け入れてくれた徳島県民に感謝したい。本番ではベストを尽くす」

 新型コロナウイルスの影響で、2人ともキャンプ中は移動が制限される。ガウリカ選手は「いろんな所に行きたかった。日本食が大好きなので徳島の郷土料理を食べたい」と話した。