県議と現行憲法の課題などを議論する中谷氏(右)と山尾氏(左)=徳島市の徳島グランヴィリオホテル

 超党派の徳島県議でつくる県議会憲法調査会(杉本直樹会長)は10日、自民党の中谷元憲法改正推進副本部長と国民民主党の山尾志桜里憲法調査会長を招いた勉強会を、徳島市の徳島グランヴィリオホテルで開いた。

 中谷氏は、現行憲法が生まれるまでの歴史的背景や、集団的自衛権を巡る議論などについて説明。9条への自衛隊明記や緊急事態条項の新設、参院選の合区解消、教育の充実を盛り込んだ自民党の改憲草案を紹介し、「参院の合区解消や強制力のある新型コロナウイルス対策には改憲が必要だ」と主張した。

 山尾氏は、世界各国と比べて日本は憲法の分量が少ないとして「ルールが少なくあいまい。憲法の力が弱い」と指摘。リベラル派が国の権力を縛るために改憲を訴えるフランスの事例を挙げた。国民民主党がまとめた改憲の論点整理を解説し、デジタル時代の人権保障や内閣による衆院解散権の制限を提案した。

 県議会憲法調査会は、憲法について理解を深めようと昨年12月に設けた。勉強会は3月に続いて2回目で、県議36人のうち20人が出席した。