開駅式があった道の駅「みまの里」=美馬市美馬町願勝寺

 徳島県と美馬市が同市美馬町願勝寺の県道沿いに整備した道の駅「みまの里」の開駅式が2日あり、県内16カ所目の道の駅として営業を始めた。

 県、市の関係者や地元住民ら約100人が出席。藤田元治市長が「地元の元気を生み出す拠点としての機能を果たしたい」とあいさつし、テープカットや餅投げで完成を祝った。美馬中音楽部の記念演奏や花美ずき連の阿波踊りもあった。

 式の終了後には、観光情報を発信する観光交流センターと産地直売所がオープン。ダイコン、ハクサイなどの地元産野菜や激辛薬味みまから、半田そうめんといった特産品を買い求める住民らで、にぎわった。夫婦で訪れた藤川照市さん(80)=同市脇町木ノ内、自営業=は「立派な建物で驚いた。新鮮な野菜が買えるのでまた来たい」と話していた。

 阿波尾鶏の料理などを提供する農家レストランもあり、3日にオープンする。

 みまの里は、徳島自動車道・美馬インターの南東約1・5キロに整備。敷地面積約9600平方メートル、駐車場は68台分で、非常食を備蓄できる防災倉庫もある。総事業費は約11億7千万円。