21日の水戸戦で先発し、初ゴールを決めたFW大﨑淳<10>=水戸市のケーズデンキスタジアム

 5月は5戦で1勝3分け1敗と、波に乗り切れていない徳島ヴォルティス。「牛歩」が続き、上位チームとの勝ち点差は開いたとはいえ、新たに先発起用された選手の健闘という明るい材料もあった。27日は午後4時から、鳴門ポカリスエットスタジアムで最下位の讃岐と対戦する。布陣を整えて確実に勝ち点3を奪い、夏場の再浮上へ弾みをつけられるか。

 暑さの中で連戦が続いた5月、徳島は選手の疲労に配慮して先発を入れ替えながら戦った。3日の福岡戦では、出場停止中だったDF馬渡に代わって出場したDF内田が後半、値千金の決勝弾。17日の金沢戦ではFW山﨑、21日の水戸戦はFW大﨑淳がそれぞれ今季初ゴールを挙げるなど活躍が相次いだ。

 水戸戦に初先発したGK長谷川は1失点したが好セーブも連発。金沢戦に続いて先発2戦目のDF井筒は、絶妙の浮き球パスで先制点の起点となった。

 ロドリゲス監督は「長いシーズンを見通せば、誰が出ても全体のパフォーマンスが落ちないことは非常に重要だ」と手応えを強調した。

 とはいえ、チームとしては勝ちきれない試合も続いただけに、選手たちは喜び半分といったところ。DF井筒は「落ち着いて自分のプレーはできたが、順位は落としている。しっかり結果を出していきたい」と気持ちを引き締め直す。

 中3日での3連戦を終え、22、23日には今季初めて2連休を設け、選手たちはリフレッシュを図った。非公開となった24、25日の練習ではボール保持に重点を置いて紅白戦など負荷の高いメニューをこなした。

 「東四国クラシコ」と銘打った讃岐との対戦は5度目。通算成績は徳島の2勝2分けと圧倒的に分はいい。ホームのサポーターに、ここ数戦のうっぷんを晴らす大勝利を届けたい。