黒い雲から落ちる稲光=午後2時40分ごろ、吉野川市鴨島町牛島

 県内は15日、上空の寒気に湿った空気が流れ込んだ影響で、西部を中心に大雨が降った。県の雨量計では、神山町神領で午後2時半までの1時間に52ミリの非常に激しい雨を観測した。吉野川市では、避難勧告を廃止して避難指示に一本化された5月20日以降、県内で初めてレベル4の避難指示が出された。

 徳島地方気象台によると、四国の上空にある氷点下6度以下の寒気に、湿った空気が太平洋高気圧の縁を回って流れ込み、大気の状態が不安定となった。県内では西部を中心に一時的に雨が強くなり、1時間雨量は吉野川市山川町忌部で午後3時半までに43ミリ、つるぎ町貞光川見で午後2時50分までに41ミリの激しい雨を記録した。

 県などは吉野川市鴨島、美郷両地区に土砂災害警戒情報(警戒レベル4相当)を発表。市は両地区の計1708世帯3748人に一時、避難指示を出した。避難所を2カ所に開設したが、避難者はいなかった。

 美馬市は木屋平を除く市内全域に大雨警報が出されたのを受け、「避難準備・高齢者等避難開始」から名称変更した、レベル3の「高齢者等避難」情報を1万2336世帯2万7636人に出した。避難者はいなかった。