柔道女子で初優勝して大喜びする生光学園の選手たち=鳴門ソイジョイ武道館

 5日に全日程を終えた第57回徳島県高校総合体育大会の団体戦では、男女計6競技で初優勝校が誕生し、昨年の男子2競技と比べて大幅に増えた。このほか、男女計9競技で前回と優勝校が交代し、勢力図の変化を感じさせる大会となった。

 大会には41校の9116人が参加し、32競技と協賛2競技で熱戦が繰り広げられた。男子団体で初優勝したのは、少林寺拳法のつるぎ、空手道の徳島科技。女子は柔道の生光学園、ソフトボールの池田辻、陸上の鳴門渦潮、弓道の富岡西。弓道男子では徳島市立が実に48年ぶりに優勝し、話題を呼んだ。

 2競技が復活し、徳島科技が出場したアーチェリー女子は2年ぶりに試合が行われた。ホッケー男子では、3年ぶりに阿南工と富岡西の対戦が実現し、会場が沸いた。ただ、依然として部員不足が深刻な競技が多く、女子のラグビー、ホッケーは行われなかった。

 全国大会での上位入賞を目的に、県教委が指定している強化推進校の9校12部(競技)のうち、ソフトテニス女子の脇町、ソフトボール男子の徳島科技など7校の7部は順当に優勝した。

 一方で、重量挙げの徳島科技、陸上男子の鳴門はいずれも鳴門渦潮に競り負けた。ライフル射撃男子の城西と女子の小松島西勝浦、レスリングの穴吹も優勝を逃した。

 学校別で優勝が最も多かったのは徳島市立で、男女計8競技。徳島科技が5競技で続き、スポーツ科学科がある鳴門渦潮と城東、城ノ内は各4競技、富岡西と城南が各3競技で栄冠に輝いた。

 個人では、陸上の投てき陣が前評判通りの活躍を見せた。男子砲丸投げの三田穂貴、女子の馬場さくらの生光学園勢は、全国総体の表彰台が狙える好記録で優勝。女子走り幅跳びの木村美海(つるぎ)も大会新をマークした。トラック種目では城南女子がリレー2種目で大会記録を塗り替えた。

 水泳では、200メートル平泳ぎで幸田太一(鳴門渦潮)と四宮巧稀(徳島市立)が県新記録を出した。

 昨年の中国インターハイの県勢の入賞は団体2校、個人3人。競技人口の減少に伴う競技力の低下などにより、県勢の全国大会での活躍は難しくなっている。南東北で7月28日に開幕するインターハイまで1カ月余り。チームや個人の力を底上げし、上位に進出する競技が増えることを期待したい。