「藍庭」。BUAISOUがヒノキを藍で染めた。今秋、草月流出村丹雅草グループとの合同展「うだつ 藍と花」(美馬市)で展示される

  草冠に染めると書いて「蒅(すくも)」。無数にある草木染めの中で、藍染料だけのことを指す。中国伝来ではなく、日本で作られた「国字」とされる。しかも最近の研究で、「蒅」の表記は江戸時代に徳島で誕生したと分かった。

 蒅から生み出される藍色は、間もなく始まる東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムに採用された。昨年予定されていた7月24日の開幕日に合わせて「とくしま藍の日」が制定されたが、新型コロナウイルスの影響で開幕日は7月23日に変更となった。

 人生はままならない。まして世界の歴史は計画通りには進まない。それでも私たちは脈々と、徳島で藍文化を受け継いできた。平和の祭典が終わっても、蒅を、藍を、「藍の日」を、未来へと伝えていきたい。コロナ禍の下、そうした思いを抱いて藍文化を継承する人たちを紹介する。

 

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