とくしまアラート引き上げを決めた対策本部会議=県庁

 徳島県は21日午後6時、新型コロナウイルス感染拡大への警戒を県民に促す「とくしまアラート」の警戒レベルを、それまでの「感染観察強化」から「感染拡大注意漸増」に1段階引き上げた。5段階で真ん中に当たり、政府分科会が示すステージ2(漸増)に相当する。

 県によると、直近1週間(14~20日検査分)の新規感染者数は43人、病床使用率は20・5%といずれも「感染拡大注意漸増」の基準に達している。19日の変異株スクリーニング検査で、感染力が強く全国で急拡大しているインド由来のデルタ株の疑い例が県内で初めて確認されたことや、注意喚起を求める専門家の意見も踏まえ、21日に県庁で開いた新型コロナ対策本部会議で決めた。

 臨時会見した飯泉嘉門知事は、夏休みなど人の移動が増える時期を迎えて感染の拡大が懸念されるとして「県境をまたぐ移動は慎重にお願いしたい。東京五輪は普段一緒にいる人と自宅でテレビ観戦してほしい」と呼び掛けた。

 県は、やむを得ない理由で8月22日までに帰省する人を対象とした無料PCR検査を実施しており、同13日まで受け付けている。アラートの引き上げは7月16日以来。