徳島県は21日、新型コロナウイルスに感染した20~50代の男女5人について詳細を公表した。このうち、いずれもつるぎ町在住の20代女性と40代男性は、19日に感染が分かった男女3人と同じ会社に勤めている。この会社の感染者は計5人となり、県は県内で30例目のクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。このほか、21日に東九オーシャンフェリーで徳島に到着した女性の乗客が陽性と分かったと明らかにした。

 県によると、会社員の男女2人は、先に感染が分かった3人と業務上で接触があった。この会社では所属する63人がPCR検査を受け、5人を除く58人が陰性だった。

 他に陽性が分かったのは▽阿南市の20代男性会社員▽徳島市の20代アルバイト女性▽同市の50代アルバイト女性。この3人のうち20代の男女は、感染経路が分かっていない。50代女性は20代女性の職場の同僚で、濃厚接触者として検査を受けた。感染が分かった5人は全員軽症という。

 フェリーの乗客女性は出港前に念のため検査を受け、陽性との連絡があったため県に申し出た。県は乗客名簿を基に順次連絡を入れているが、迅速に検査を実施するため、乗船者は最寄りの保健所に連絡するよう求めている。

 フェリーは20日午後7時半に東京を出港。徳島経由新門司行きで、21日午後1時20分に徳島市のフェリーターミナルに到着した。80人余りが乗船し、約60人が徳島で下船した。