観光客でにぎわう祖谷のかずら橋=三好市西祖谷山村

 夏休み期間中の4連休の初日となった22日、徳島県内の行楽地は帰省や旅行で訪れた家族連れらの姿でにぎわった。新型コロナウイルスの感染は県内でも拡大傾向が続いているが、一部の観光施設では昨年を上回る人出も見られた。

 三好市西祖谷山村の「祖谷のかずら橋」は県内外から約2300人が訪れ、橋の上で記念撮影などを楽しんだ。岡山県の自営業藤井政孝さん(39)は「新型コロナの影響で昨年の夏休みはどこにも行けなかった。かずら橋に加え、ラフティングも体験して久しぶりに楽しめた」とにっこり。阿波市の会社員上田貴司さん(33)は「県外に出掛けるより県内の方がいいと考えた。三好市内のホテルに初めて泊まり、いい旅行になった」と満足そうだった。

 板野町那東の「あすたむらんど徳島」では、夏休みの自由研究のために科学館を見学する子どもの姿も。松茂小5年の下原瑛太君(10)は「工作教室に参加できて面白かった」と笑顔を見せた。

 徳島市の阿波おどり会館は4連休中、公演を4回に倍増した。感染対策で客席の定員を通常の約4割に減らしているものの、この日の来場者は270人で、昨年の4連休初日を100人上回った。

 大阪府堺市の自営業野村正也さん(54)は孫の舞陽桜(まひろ)ちゃん(6)と一緒に公演を楽しみ、「2回目のワクチン接種を済ませたので、昨年は諦めた徳島への帰省を決心した。孫とのいい思い出になった」と喜んだ。