湘南戦でシュートを放つ徳島の渡。熊本戦では決定力が求められる=10日、鳴門ポカリスエットスタジアム

 J2徳島ヴォルティスは17日午後7時から、鳴門ポカリスエットスタジアムで19位のロアッソ熊本と対戦する。前節湘南戦はまたも課題の決定力不足を露呈。相手を上回る好機をつくりながら無得点に終わり、順位も10位まで下げた。無念さと危機感をばねに、チーム一丸で福岡戦以来5試合ぶりのホーム戦白星を目指す。

 湘南戦で最も悔しい思いをしたのはFW渡かもしれない。後半ロスタイムの惜しいヘディングなどシュート3本を放ったがノーゴール。「なぜ決めきれなかったのか具体的に詰めて考え、自分の中に落とし込みたい」と挽回を誓っていた。

 チームは今週、ボールを回すスピードや数的優位をつくるポジショニングを改善。シュートやパスの精度向上にも力を注いだ。渡は「ゴール前でアイデアを出せるか意識しないと。なにがなんでも勝ち点3を取る気持ちでやる」と意気込む。

 得点力強化にはセットプレーも欠かせない。今季の全21ゴール中、セットプレー絡みはわずか3点。CKに至ってはまだゼロだ。DFヴァシリェヴィッチやFW山﨑、アシチェリッチら高さのある選手と精度の高いキッカーがそろう中、物足りなさが残る。

 引いて堅く守る下位チームとの対戦は得点しにくいのも事実。セットプレーの得点パターンが増えれば相手への重圧になるはず。最終ラインの要として2試合連続先発中の187センチ、DF大﨑玲は「高さを生かしてセットプレーでも貢献したい」と攻撃参加に意欲を示す。

 2桁順位は開幕当初を除けば今季初。首位との勝ち点差は再び7に広がった。残り3試合となった前半戦を上げ調子で折り返すためには、内容よりも結果が問われる一戦になる。

■目指せ!ホーム平均入場者数5500人■

今季4915人(22チーム中15位=6月11日現在)

前節 4342人(6月10日・湘南戦)