夏の風物詩でもあるセミの鳴き声が、徳島県内のあちらこちらで聞こえるようになった。鳴門市大麻町の道の駅「第九の里」を午後8時ごろに訪れてみると、次々と羽化するクマゼミを観察することができた。

羽化したクマゼミ=鳴門市大麻町

 道の駅周辺では地中から出てきた体長3、4センチの幼虫が次々と街路樹や建物の壁によじ登り、羽化に取り掛かっていた。しばらく見ていると、幼虫の背中が縦に割れた。中から透明感のあるセミの成虫が現れて器用に幼虫の殻にぶら下がり、ゆっくりと羽を伸ばしていた。

次々と羽化するクマゼミ

 クマゼミは体長6~7センチの日本最大級のセミ。幼虫は地中で4年ほど木の根の汁を吸うなどして暮らし、羽化した後の成虫としての寿命は約2週間とされる。