天皇杯初戦を前に練習に励む徳島ヴォルティスの選手=徳島スポーツビレッジ

 サッカーの第97回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、徳島新聞社、共同通信社、NHK共催)は21日から2回戦が始まり、J2の徳島ヴォルティスが午後7時から鳴門ポカリスエットスタジアムでFC岐阜との初戦に臨む。5月のリーグ公式戦では辛くも引き分けた手ごわい相手だ。しっかりと白星をつかみ、上位進出へ良いスタートを切りたい。

 徳島の天皇杯成績は4回戦進出が最高。近年では2015年に2回戦で岐阜セカンド、3回戦でJ1新潟を破り、ベスト16に入った。

 パスサッカーが身上の岐阜は現在リーグ16位と低迷しているが、5月13日の対戦では素早い連動からのカウンター攻撃が光った。徳島は後半38分に先制を許し、ロスタイムに岩尾主将の劇的な同点弾で追いついた。

 ロドリゲス監督は岐阜について「ボール保持を重視し、個々の技術もサイドの運動量も優れている」と地力があることを認める。その上で「大事なのは自分たちのスタイルを継続し、主導権を持つことだ」と、戦い方に変更はないことを明言した。

 リーグ戦が佳境を迎える中、どんなメンバーで戦うかも興味深い。フル回転中の主力を休ませる可能性があるが、顔ぶれが変わっても戦力が大きく低下しない層の厚さも今季の徳島の強み。初のカップ戦に臨むロドリゲス監督の采配も注目される。