ベッチウ枢機卿=2020年9月、ローマ(AP=共同)

 【ローマ共同】ローマ教皇庁(バチカン)は27日、財務不正に関与したとして起訴したジョバンニ・ベッチウ枢機卿(73)ら10人の公判を開始した。ANSA通信が報じた。ローマ教皇に次ぐ高位聖職者である枢機卿が財務不正の罪に問われるのは極めて異例。10人は横領などによりバチカンに甚大な経済的損失を与えたとしている。

 ベッチウ氏はバチカンの要職である国務長官代理や列聖省長官を歴任した。バチカン公式メディアによると、同氏は教皇フランシスコが携わる慈善事業のために集められた寄付金など82万5千ユーロ(約1億1千万円)を自らの兄弟が行う事業のために悪用したとされる。