徳島市は28日、市民病院の看護師1人が新型コロナウイルスに感染したことが判明し、外来診療と救急外来、新規入院を原則休止したと発表した。医師や看護師、事務職員ら約850人を対象に抗原検査を行っており、感染拡大の恐れがないと判断した段階で通常の診療体制を再開する。

 病院によると、看護師の感染を確認した27日午後10時すぎから救急の受け入れを原則休止。外来診療は28日から治療の必要性が高い放射線や化学療法、人工透析などに限っている。新規入院患者の受け入れは原則やめており、手術は緊急性や安全性を考慮して行う。

 看護師は入院病棟で勤務している。27日は休日で、体調不良のため市民病院で抗原検査をして陽性と分かった。患者との接触は多くないとしている。県によると、看護師は40代女性で、肺炎の症状があり中等症。ワクチン接種は受けていないという。

 病院は全職員の抗原検査や該当施設の消毒を実施している。看護師と同じフロアで勤務する医師と看護師計17人は陰性だった。入院患者については現時点で検査していない。

 28日の定例会見で内藤佐和子市長は「関係者の皆さんにご心配とご迷惑をお掛けしますが、感染拡大防止に全力で努めます」と述べた。

 市民病院は災害時に傷病者を受け入れる「災害拠点病院」に指定されている。