全国にビジネスホテルを展開する「スーパーホテル」(大阪市)が2019年夏、阿南市学原町に全119室のホテルをオープンさせる。徳島県内への進出は初めて。阿南市には県内大手企業の本社があり、出張などビジネス客の利用が見込めると判断した。

阿南市内に来夏オープンするスーパーホテルの完成予想図(スーパーホテル提供)

 

 阿南駅の南東約1・2キロの県道大林津乃峰線沿いにあるコンビニ跡地(1366平方メートル)に立地する。建物は鉄筋コンクリート10階建て延べ2098平方メートル。客室はほとんどがシングルルームとなる予定で、幅150センチのゆったりとしたベッドを備え、硬さや高さの異なる枕を8種類から選べる。

 天然温泉を設けるほか、自然環境に優しいライフスタイル「ロハス」をコンセプトに、木目調の内装に仕上げる。オーガニック食材を使った朝食の無料サービスがあり、県産食材によるご当地メニューも検討している。

 4月2日に工事を始めており、来年5月末に完成する予定。同社は「ビジネスや観光、レジャーに幅広く利用してもらい、一緒に地域を盛り上げていきたい」としている。

 スーパーホテルは全国に125施設を展開しており、四国では徳島を除く3県に8施設ある。