釣り上げたシュモクザメを持つ細見さん=徳島市川内町鶴島の細見さん宅

 徳島市川内町の小松海岸で、体長約60センチのシュモクザメ2匹が釣り上げられた。シュモクザメは人を襲う恐れがある。同海岸は新型コロナウイルスの影響で海水浴場は開設されていないものの海水浴などをする人は多く、専門家は注意を呼び掛けている。

 釣ったのは、近くの細見秀毅さん(80)。27日午前5時半ごろ、突堤から北向きに投げ釣りをしていたところ、さおを持って行かれそうなほど強い引きがあり、近くにいた人の助けを借りて釣り上げた。

 細見さんは23日にも同じぐらいの大きさのシュモクザメを釣っており「60年以上ここで釣りをしているが、サメを釣ったのは初めて。立て続けに2匹もかかるなんて」と驚いていた。

 県立博物館の井藤大樹学芸員(33)によると、シロシュモクザメの幼魚とみられる。沿岸周辺に生息し、県南部では頻繁に目撃されるが、県北部では時折見掛ける程度。「ホオジロザメやイタチザメほど攻撃的ではないが、鋭い歯でかみついて人に大けがをさせた事例はある。水の中に入るのは控えた方がいい」としている。