7月8日に開幕する第11回徳島新聞社杯兼第39回県ミニバスケットボール選手権(県バスケットボール協会、徳島新聞社主催)の女子の部に、助任ファイヤーズ(徳島市)が初出場する。選手たちは「1試合ずつ大切に、楽しんで戦おう」と、懸命に練習に励んでいる。
昨春から女子2人が助任の男子部の練習に参加するようになり、男子部の水上陵監督(27)が女子部の立ち上げを保護者に持ち掛けた。かつては女子部もあったが近年は男子部しかなく、希望者は近隣のチームに入部していた。
水上監督らは体験会を開くなどして部員を勧誘し、1月に新たに女子部を立ち上げた。現在の部員は1~5年の11人。大半は競技歴が1年に満たない選手で、週4日の練習はほとんど基礎練習に費やしている。
2月の県新人戦に南井上(徳島市)との合同チームで初出場。単独チームでは初の公式試合となった4月の市新人大会は、得点では負けていたものの、相手チームが規定の人数(10人以上)に達していないため、助任は1回戦を勝ち上がった。2回戦では強豪と対戦し、41点差で敗れた。
選手権大会は、3度目の公式試合。1回戦の相手チームは規定の人数に達しておらず、勝利が決まっている。2回戦は八万(徳島市)と羽ノ浦(阿南市)の勝者と対戦するが、いずれも強豪だ。堀修三監督(26)は「当初に比べるとみんな随分成長した。気持ちで引かずに挑戦者のつもりで臨んでほしい」と奮闘を期待している。
チームの中では最も競技歴が長い三好さくら主将(9)=助任小4年=は「試合に出られることがうれしい。相手は強いけど、点差を開けられないように踏ん張りたい」と意気込んでいる。