契約の内容を確認する松ケ根親方(左端)と尾上親方(左から2人目)=阿南市内

 大相撲の地方巡業「大相撲阿南場所」(実行委主催)が10月23日に阿南市七見町の市スポーツ総合センターで開かれる。幕内、幕下の力士や親方ら約280人が参加し、本場所さながらの取組が披露される。チケット販売など詳細は未定。

 同センターのメインアリーナに土俵を作り、観覧席2700席を設ける。取組に加え、禁じ手や珍しい決まり手を実際に行って説明する「初切」、手拍子と足の音頭に合わせてうたう「相撲甚句」など、巡業ならではの催しがある。

 4日、日本相撲協会巡業部の松ケ根親方(44)=元幕内玉力道=と尾上親方(48)=元小結濱ノ嶋=が同市を訪れ、実行委員長の藤原功規さん(42)=同市向原町下ノ浜、水道工事業=と契約を交わした。

 実行委は、子どもや高齢者に相撲を見てもらい地域活性化につなげようと企画した。県内での地方巡業は2016年以来で、阿南市で行われるのは初めて。