徳島県は31日、全国的に新型コロナウイルスが感染拡大する状況を踏まえ、8月31日までを「第5波警戒強化期間」と位置付け、感染対策を強化すると発表した。これまでは22日までを「第5波・早期警戒期間」としていたが、若年層の感染増加や夏休みなどで人の流れが増えることが予想されるため、警戒レベルを強めた。

 対策では、県外に部活動で遠征したり、入試関連で学校訪問したりした中高生の希望者を対象にPCR検査を行う。また、京阪神から県内の観光地や繁華街を訪れた人の数について携帯電話の位置情報で分析調査していたが、対象を全国からの来県者に広げ、調査エリアも県内全域とする。主な駅や観光地での街頭キャンペーンも強化する。

 県は6月21日~8月15日を感染拡大を未然に防ぐ「第5波・早期警戒期間」とした後、さらに期限を22日までに延長していた。飯泉嘉門知事はこの日の会見で「徳島でも30代以下の感染割合が増えている。今はこれ以上の感染を抑え込まないといけない正念場だ」と語った。「とくしまアラート」の警戒レベルは政府分科会が示すステージ2(漸増)に当たる「感染拡大注意漸増」のままとする。

 県内でデルタ株が初めて確認されたことも明らかにした。スクリーニング検査で、これまで7例の疑い事例が確認されていたデルタ株の検体のうち、19~26日に判明した3検体をゲノム解析したところ、2検体が確定した。

 このほか、ワクチンの集団接種について、就職や入試を控えた県内の高校3年生ら約5800人を対象にした接種を、21日から徳島市のアスティとくしまで始めると報告。未接種の消防団員が対象の接種も1日からアスティとくしまで開始する。