採卵用の新鶏「龍神コッコ」と養鶏家の夫婦=和歌山県田辺市

 和歌山県畜産試験場養鶏研究所が、同県田辺市竜神村で300年前から飼育されていた地鶏から採卵用の新鶏をこのほど開発した。「龍神コッコ」と名付けられ、1日から養鶏家による卵の販売が始まった。地元の商工会などと連携し、特産品にしたい考えだ。

 「龍神地鶏」と呼ばれる地鶏は、博物学者の南方熊楠が「珍しい種」として保存を訴えたと伝わる。約10年前の調査で、同研究所のほか県内外の4戸で68羽が飼育されていた。龍神コッコは、この地鶏の雄と米国産種の雌との交配。卵のサイズは小ぶりだが、黄身が大きく、うま味成分のグルタミン酸が一般の卵より多い。卵かけご飯によく合うという。