徳島ヴォルティスは8日の名古屋戦で、12試合ぶりに鳴り物や拡声器を使った応援を認めた。サポーターによる問題行為があった後、クラブはこうした応援の自粛をサポーターに求め、応援団体としての届け出を再開の条件としていた。
 
 徳島のサポーターは4月29日の千葉戦後、ボールボーイにアルコール飲料とみられる液体を掛ける問題行為を起こした。クラブ側は「応援態勢を見直す必要がある」と判断。再発防止のために、鳴り物などを使う熱心なサポーターは応援団体として登録し、代表者名や連絡先などを提出するよう求めていた。
 
 クラブによると、7月1日までに県内の3団体計約30人から登録の届け出があったという。名古屋戦ではコールリーダーが拡声器でリードし、太鼓や鉦(かね)もサポーター席の応援を盛り上げた。
 
 岸田一宏社長は「登録ができたことで、トラブルがあっても迅速に対応できる。サポーター側とのコミュニケーションもより深めていけると思う」と話した。
 
 一方、団体メンバーの男性会社員(27)は「(問題行為は)個人だけの問題ではなく、全体として見直さなければという気持ちもあった。これから後半戦という時期でもあり、一層応援に力を入れて昇格を後押ししたい」と話した。