ナミキソウを移植する参加者=美波町志和岐

 阿南光高校(阿南市)の生徒や卒業生ら有志でつくる「緑のリサイクルソーシャルエコプロジェクトチーム」は、同校で育てた絶滅危惧種の海浜植物ナミキソウ200株を、県内唯一の自生地である美波町志和岐に移植した。

 住民とチームのメンバー計10人が7月10日に志和岐港の一角で作業。生徒らが河川敷の刈り草を発酵させて作った堆肥「もったいない2号」をまいた後、株を植えた。

 四国大生活科学部2年の今田珠希さん(19)は「明るく元気な地域になってほしいという思いで育ててきた。もっと数が増えてくれたら」と期待する。

 6月から7月末にかけて2センチほどの青い花を咲かせるナミキソウは、県のレッドデータブックで絶滅の可能性が最も高い「IA類」に選定されている。保全活動に取り組む住民の中村利恵さん(66)は「志和岐にこんな貴重な花があると知ってもらえたらうれしい」と話した。