天皇杯を前にシュート練習に励むイレブン=徳島スポーツビレッジ

 サッカーの第98回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、徳島新聞社、共同通信社、NHK共催)は6日、2回戦32試合が行われる。徳島ヴォルティスは鳴門ポカリスエットスタジアムで午後7時から、同じJ2の栃木SCとの初戦に臨む。佳境を迎えるリーグ戦に弾みをつけるためにも、しっかり白星を手にしたい。

 徳島は4月にリーグ戦で栃木と対戦し、1-1と分けた。先制し、大半の時間帯で試合を支配したが追加点がなく、終盤の相手のフリーキック1本に泣いた。

 課題の得点力不足は今も解消されているとは言い難い。トップだけでなく2列目、3列目がどれだけ得点に絡めるか。組み立てやプレスで修正を重ねてきたチームの完成度を試す意味でも、今回の再戦はバロメーターになる。

 先発の顔ぶれもがらっと変わりそう。ロドリゲス監督は「これまで(リーグ戦に)出ていない選手には、力を証明するチャンスになる」と新戦力の起用を示唆する。結果を出せばレギュラー争いは一層激しさを増し、チーム全体の底上げにつながる。

 若手の士気は高い。渡井は「自分の持ち味を出して勝利に貢献できれば」と意気込む。京都戦で待望のJ初得点を挙げた小西も「もっとやれるという部分を前面に出したい」と奮起を誓う。

 リーグ戦はもどかしいゲームが続き、黒星が先行している。天皇杯の舞台でチームの新たな可能性を探り当てれば、今後の上位追撃の追い風になる。