ドイツのハンドボール・ブンデスリーガ女子1部に所属する強豪チーム「ブクステフーデ エスブイ」が21日から10日間の日程で徳島県を訪れる。2020年東京五輪でドイツ代表チームのキャンプ地誘致を目指す県が招待した。国内の実業団チームとの試合や合同練習、県内の子どもたちとの交流などを予定している。
 
 ブクステフーデは、徳島県と友好交流提携しているドイツ・ニーダーザクセン州に本拠地を置く。同国の女子ハンドボール界最高峰の大会で15年と17年に優勝した強豪で、ドイツ代表やオランダ代表選手が所属している。
 
 来県するのは選手16人とスタッフ7人。22、23の両日にアスティとくしまで開かれる「とくしま国際ハンドボール大会」に出場し、日本ハンドボールリーグ所属チームなどと対戦する。入場無料で、小学生対象のハンドボール体験イベントやサイン会もある。
 
 25~28日は鳴門市の鳴門アミノバリューホールで、実業団チームとの合同練習や単独練習を実施。同ホールは県がキャンプ地の練習場として想定している施設で、実際に使ってもらい、課題や改善点を挙げてもらう。
 
 29日には徳島市の城北高校で、ハンドボールをしている小中学生や高校生と交流する。滞在中は鳴門市のドイツ館や徳島市の阿波おどり会館なども訪ねる。