徳島ヴォルティスのリカルド・ロドリゲス監督

―試合の総括を

 今日の前半は非常に良かった。攻撃したいところへしっかりつないでいって、うまくスペースを突いていったり、サイドからサイドへうまくボールを展開していったり。この試合は、先制点が取れて非常に助かったと思っている。もちろん、それで勝敗が決まったのだが、早い先制点によって少し楽な展開になった。後半に入ってから、相手に押し込まれるシーンがあり、厳しい時間帯が続いてしまった。それもある程度予想していたことだが、交代をしないといけない選手がいたり、若手選手たちと戦っていたりするので、絶対にこういう難しい時間は来るということは選手たちに伝えていた。栃木の特長であるセットプレーであったり、スローインであったりをしっかり抑え、攻撃としては 数は少なかったが、 前川選手のチャンスがあった。とてもいい試合と呼べるわけではないが、我々のアイデンティティーが出た試合なのかなと。無失点で終われたのはよかったのかなと思います。

 

―今季初出場の渡井理己、薗田卓馬、公式戦初先発の藤原志龍の3選手について

 まず、渡井選手は途中で代えたが、それまでいいプレーをしていて、いてほしいところで受けて、といいプレーが全般的にできたと思う。最後の攻撃であったり、守備のところでクオリティーの差を出していきたい、というところで島屋選手に交代した。藤原志龍選手に関しては、彼の特長であるドリブル突破は、最初のうちは非常に光ったのかなと思います。チャンスもつくったので、よかった。薗田選手は、プレッシングに行って、戦ってと。前から行くスタイルは非常に出た試合なのかなと。3人は全体的に非常によかったのかなと思います。

 

―レギュラー組と比べて力、コンビネーションで差があると感じたが、修正点や課題は

 もちろん、普段リーグ戦に出ている選手と今回試合に出た選手の特長は、それぞれ違うものだが、岩尾選手やシシーニョ選手といった選手たちがいなくてもいいプレーをしていた。ただ、中の崩し、 ビルドアップやコンビネーションプレーに、普段やっている選手たちと差があるのかなと思う。特に、中盤で試合を支配するといったところが今日の試合はなかなかできなかった。前半に関しては、杉本太郎がいたので、そこでうまく崩しに参加し、支配することはできていたが、後半交代して、そういったプレーが減っていった。コンビネーションがなくなったことと、ワイドにボールが入ったときにそこでプレーがつながらなかったことが改善点。後はフォワードのところで、チャンスをもう少しつくるところが足りなかったというのが今日の印象だ。