複数のカップを積み上げたり崩したりする速さを競うスポーツスタッキングの世界大会が4月にオンラインで行われ、9歳男子の部門に出場した小松島市大林町の新開小4年鶴田蒼介君(10)=当時9歳=が、7位に輝いた。鶴田君は「良い結果が出せたのでうれしい。常に好タイムが出せるよう今後も練習に励みたい」と笑顔を見せた。

日本一を目指して練習を行う鶴田蒼介君=小松島市大林町の自宅

 《スポーツスタッキング》12個のプラスチック製カップを決められた形に積み上げたり崩したりする速さを競うアメリカ発祥のスポーツ。世界カ国以上で親しまれており、国内では1万人以上のプレーヤーがいるとされる。

 鶴田君がスポーツスタッキングを始めたのは昨年5月。新型コロナウイルス感染拡大の影響で学校が休みになり、母泰代さん(44)が「何か家で楽しめるものを」と、スポーツスタッキングのカップを購入して勧めたところ、その魅力に引き込まれた。

 同8月には、世界スポーツスタッキング協会の公認団体が主催する「第1回Japan Online大会」に出場。9、10歳の部門で5位という好成績を収めた。大会に出場したほかのプレーヤーの技術の高さを目の当たりにした鶴田君は、より熱心に練習に打ち込むようになったという。

 今年2月の第4回大会で2位になるなどめきめきと力を付け、日本代表(9、10歳部門)にも選ばれた。4月の世界大会では、慣れない雰囲気に戸惑いながらも集中を切らさず、見事7位となった。

 スポーツスタッキングはカップを持ち上げる高さや微妙な力加減で結果が左右される。鶴田君は現在、自宅で毎日2時間以上の練習を行うほか、インターネットで海外のトッププレーヤーの動画を繰り返し見て研究を重ねている。2カ月に1回行われる日本代表の練習会にも参加し、腕に磨きをかけている。

 鶴田君は「結果が出ないとやめたくなるときもあるけど、自分の限界を超えたときの達成感は何にも代えがたい」と言う。今後について「日本で1番になれるよう練習を続ける。いずれは自分が活躍することで競技の楽しさを多くの人に知ってもらいたい」と力を込めた。