【左】6割2分5厘、4打点と当たっている鳴門渦潮の野口【右】緩急をつけた投球が持ち味の川島の藤田淳

 第99回全国高校野球選手権徳島大会第12日は26日午前10時から、鳴門オロナミンC球場で準決勝2試合が行われる。第1試合は第1シードの鳴門渦潮と川島が対戦する。見どころを探った。
 

◆鳴門渦潮VS川島 

 2試合連続2桁得点の鳴門渦潮の強力打線を、川島の左腕藤田淳がいかに抑えるかが最大の焦点となる。総合力で鳴門渦潮がやや優勢か。
 
 鳴門渦潮のチーム打率3割7分1厘、長打10本はいずれも4強中1位。2回戦でサイクル安打を達成した3番野口は6割2分5厘で4打点。4番笹田も4割を超えており5打点と勝負強い。1番豊久は準々決勝で本塁打を放ち、8番河野も8割5分7厘で4打点。上位下位に関係なく得点できる。
 
 川島の藤田淳は3試合25回を一人で投げ抜き、防御率は1・08。初戦は制球に課題が残ったが、2回戦では9回を無失点に抑え、修正能力の高さを見せた。球を低めに集め、緩急をつけた投球ができるか。
 
 鳴門渦潮のチーム防御率は1・29。主戦の左腕河野は伸びのある直球と縦のスライダーを武器に、11回を5安打2失点、18奪三振。立ち上がりに失点しなくなり、安定感を増している。2試合で1失策の堅守も見逃せない。
 
 川島のチーム打率は2割9分1厘とやや物足りないが、準々決勝では11安打を放っており、調子は上向いている。4割で長打2本の4番藤田直や3打点の5番岸田ら主軸の前に走者をためられるか。
 
 両校とも先行して試合を有利に進めている。序盤の攻防も勝敗の大きなポイントになりそうだ。