宇宙空間を表現する「クリスタルユニバース」

 最新の映像・デジタル技術を生かした地域づくりを進める徳島県は、徳島市出身の猪子寿之代表率いるデジタルアート集団チームラボ(東京)の2作品を本年度新たに県内で常設展示することを決めた。6日、県庁で開かれた「とくしまLEDデジタルアート推進協議会」で報告した。

列車や車などが走る道路や線路が映し出される「つながる積み木のまち」

 展示するのは、空間に配置した多数のLEDをデジタル制御して宇宙空間を表現する「クリスタルユニバース」と、家やビルの形をした積み木を台の上に並べると、列車や車などが走る道路や線路が映し出される「つながる!積み木のまち」。展示会場は未定で、事業費は3千万円を見込んでいる。

 このほか、建物などに映像を投影するプロジェクションマッピング作品を若手クリエーターから募り、あすたむらんど徳島(板野町)で展示イベントを開くことも決めた。

 協議会は有識者ら14人で構成。17年度までは主に県からの補助金で協議会が事業を運営してきたが、透明化を図るため18年度からは県が事業主体となって予算執行することを確認した。