臨時記者会見を行う飯泉嘉門徳島県知事=15日、県庁

 徳島県は15日、新型コロナウイルスに感染した10~50代の男女19人の詳細を発表した。このうち、徳島市の20代男女は県内の飲食店の利用客で、既に感染が判明している3人を含めた計5人が7日にこの店を利用したとして、県は県内32例目のクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。8月の感染者数は計149人に上り、月半ばにして7月の137人を上回った。療養者数も107人となり、5月25日以来82日ぶりに100人を超えた。

 飲食店関連クラスターは女性従業員2人と利用客の男女3人に加え、従業員の友人3人の計8人。店は換気や消毒など感染予防策を講じており、客3人はばらばらに来店していた。県は「顧客が特定されている」として所在地と店名を公表していない。

 他の感染者の市町村別内訳は▽徳島市4人▽石井町3人▽美馬市と海陽町各2人▽鳴門市と吉野川市、つるぎ町各1人。県外は東京都2人、兵庫県1人で、このうち2人は帰省中だった。

 石井町の50代男性会社員と40代女性会社員、東京都の20代女性会社員がそれぞれ中等症で、残りの16人は軽症か無症状。

 8月の感染者の感染経路の内訳は家庭内(41人)が最も多く、県外由来(34人)が続く。飯泉嘉門知事はこの日の会見で「帰省客が家族に感染させる事例が増えている。家族に感染が疑われる方がいる場合、全員がマスクを着けたり、衣類、シーツをこまめに洗濯したりするなど対策してほしい」と語った。

 直近1週間(7~13日)の新規感染者数は85人で、5月18日以来89日ぶりに80人を超えた。病床使用率は35・9%となっている。