精力的に練習に取り組む選手=徳島スポーツビレッジ

 J2で3位の徳島ヴォルティスは29日午後7時から、神奈川県平塚市のBMWスタジアム平塚で首位の湘南ベルマーレと対戦する。速さや球際の強さに注意しながら得点機をつくり、勝ち点差4を縮めたい。

 湘南は激しいボール奪取からの縦に速い展開やセンタリングが強み。得点力強化のため、J1大宮から元セルビア代表FWムルジャを獲得し、攻撃に厚みと巧さが増している。

 現時点の湘南の得点はリーグ16位の27点で、徳島は2位の38点。6月の対戦では徳島は0-1と惜敗したが、湘南よりも6本多い10本のシュートを放ち、優勢の局面も少なくなかった。いつも通り確実にボールを保持し、攻められる時間帯を減らしたい。

 攻守の切り替えや球出しの際には、ギアをもう一段上げることが求められそうだ。MF前川は「主導権を握ることが大事。中盤のせめぎ合いが鍵になる」。母国セルビアでムルジャとの対戦経験があるDFヴァシリェヴィッチは「相手が誰だろうと、無失点に抑えなければいけない」と闘志を高めた。

 オフ明けの26日に新加入のMF清原が合流。連日、戦術練習などのメニューを精力的にこなし、チーム内に新風を送り込んでいる。岩尾主将は「キヨさんと助け合いながら、大きな目標に向かっていきたい」と、大一番へ意気込みを新たにしていた。


選手コメント
MF岩尾憲
 湘南とはホームでやっているが、それに比べてなお一層気持ちが入っている。状況が状況なので、ホームでやったときよりも気持ちが入っている。アウェーで勝ち点3を取らなければいけない。福岡に勝ったことに意味を持たせられるようにしなければいけない。
(BMWスタジアムは)僕にとって歴史のある場所なので、感謝の気持ちを持って戦いたい。

DFヴァシリェビッチ
 福岡戦は6試合ぶりということで体も厳しかったが、戻ってきた試合で勝てたのは大きい。自分のコンディションは上がってきている。リーグ戦は、毎試合、毎試合難しい試合が続くが、福岡戦後のチームの雰囲気はいい。湘南戦は重要な試合、監督がやってほしいサッカーをピッチでやっていく。
(大宮から湘南に加入した)FWムルジャとは、3年前にセルビアリーグで対戦した。(ムルジャがいた)レッドスターが勝てば、優勝という試合で、5万5千人の観客が詰めかけていた。クオリティのある選手だったという印象を持っている。

DF大﨑玲央
 試合中には苦しい時間が必ずあるので、そういう時間帯でも自分たちの良さ、ポゼッションをベースにやっていければ。いま6試合負けなしだけれど、引き分けを1回挟んでいる。下を引き離し、上位に行くにはここから3連勝、4連勝としていかないといけない。