徳島県は16日、10~70代の男女19人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち6人は県内の同じ会社の従業員や家族で、この会社関連の感染者は計9人となり、県は県内33例目のクラスター(感染者集団)と認定した。クラスターの発生は2日連続。

 県によると、会社関連クラスターの9人は、20~60代の従業員7人とその家族2人で、居住地は徳島市と石井町。14日に従業員2人と家族1人の計3人の感染が判明していた。県は従業員170人を対象に検査を進めている。

 陽性となった従業員はデスクワークが中心で、職場での会話や書類の受け渡しなどで感染が広がったとみられる。県は「現時点で感染者と接触した人を特定できている」として、会社名や所在地を明らかにしていない。

 32例目の飲食店関連クラスターでは、利用客の友人で藍住町の20代無職女性の感染が分かり、クラスターの規模は9人となった。

 京都府の40代男性会社員と、東京都の20代女子大学生、大阪府の10代男子専門学校生の3人は、帰省中に感染が判明。阿南市の20代男性会社員は仕事で関西方面を訪れていた。

 40代男性が中等症で、他は軽症17人、無症状1人となっている。居住地の市町村別の内訳は▽徳島市5人▽石井町と藍住町各3人▽小松島市、阿南市、吉野川市、阿波市、美馬市各1人▽県外3人。

 直近1週間(9~15日検査分)の新規感染者数は98人で、5月17日以来91日ぶりに90人を超えた。病床使用率は36・8%。療養者117人のうち86人が入院、31人が宿泊療養施設に入所している。県内の感染者は累計1961人。