臨時記者会見を行う飯泉嘉門徳島県知事=18日、県庁

 徳島県が18日発表した新型コロナウイルス感染者37人は10~80代となっている。このうち30代の男性会社員と、これまでに感染が分かっていた20~40代の男女4人は8月上旬に県内で開かれた飲食を伴う屋内イベントに参加しており、県は県内35例目のクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。

 クラスターが発生したイベント会場は間仕切りの設置といった感染対策を講じていたものの、県外客を含む60人が同一会場で飲食し、給仕などを担うスタッフ20人が出入りしていた。感染した5人はいずれも来場客だった。県は参加者が特定されているとして、イベント会場などを公表していない。

 県庁万代庁舎では50代の男性県職員が感染。13、15日に出勤しており、県が執務室を消毒したほか接触者らのPCR検査を進めている。県消防学校(北島町)に入校中の10代男性消防士と、徳島市職員の10代女性の感染も分かった。2人は感染可能期間内に出勤していなかった。

 このほか、生光学園中・高(徳島市)クラスターでは生徒の知人で、別の中学校に通う男子生徒が感染。クラスターの規模は8人となった。飲食店関連クラスターでは、20代と30代の男性客2人と感染者の職場の同僚に当たる60代男性に感染が広がった。

 感染者の居住地の内訳は▽徳島市12人▽阿南市、阿波市、北島町、藍住町各3人▽小松島市、吉野川市、三好市、石井町、松茂町各2人▽美馬市、板野町、東みよし町各1人。症状は1人が中等症、軽症29人、無症状7人だった。

 県は、週2回実施している京阪神からの人流調査で、お盆期間中の13日に徳島市中心部を訪れた人の数が、6月2日の調査開始以来最多となったことも明らかにした。富田町・秋田町周辺への人出は、流行の「第4波」拡大前(3月22日~4月4日)の1日平均123人に対し、8月13日は3・5倍の427人。拡大前に1日平均191人だった徳島駅前は2・3倍の436人だった。

 調査は、携帯大手1社から得た位置情報を利用。毎週水、金曜の午後6時~翌日午前5時に1時間以上滞在した人の数を調べている。

 

動画→ https://www.youtube.com/watch?v=ysftJmj7bkA