臨時記者会見を行う県担当者=20日午後4時ごろ、県庁

 徳島県は20日、10歳未満~90代の男女28人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で20人以上の感染者が確認されるのは4日連続。直近1週間(13~19日検査分)の新規感染者数は208人となり、5月4日以来108日ぶりに200人を超えた。また県は感染力の強いデルタ株のスクリーニング検査で、15~17日に感染を確認した12人のうち9割超の11人から疑い株が検出されたと明らかにした。

 28人のうち20代男性は、美馬市消防本部の消防士。17日に発熱や頭痛の症状が現れ、19日に医療機関を受診した。感染可能期間中に出勤しておらず勤務先に濃厚接触者はいない。消防本部は19日に庁舎や男性が乗った車両を消毒し、通常通り業務を行っている。

 20代女性パート従業員は15日に認定された飲食店関連クラスター(感染者集団)の関係者で、クラスターの規模は20人となった。このほか、吉野川市の30代夫妻と未就学児の息子計3人も感染した。

 学校関係では、男子大学生3人、男子高校生2人、男子小学生の計6人が陽性となった。このうち大学生1人は大阪府在住で、県内に帰省していた。

 病院や宿泊療養施設で療養する患者は242人。2日連続で、政府分科会が示すステージ4(爆発的感染拡大)の基準となる210人を超えた。病床使用率は45・7%となっている。

 28人のうち5人が無症状で、残りは軽症。居住地の内訳は▽徳島市7人▽松茂町4人▽小松島市、阿南市、吉野川市、藍住町各3人▽阿波市、美馬市、大阪府、愛媛県、兵庫県各1人。県内の感染者は累計2114人となった。