王位戦初防衛から一夜明け、穏やかな表情で記者会見する藤井聡太王位=徳島市の徳島グランヴィリオホテル

 将棋の「お~いお茶杯第62期王位戦」(徳島新聞社など主催、伊藤園特別協賛)が決着して一夜明けた26日朝、初防衛に成功した藤井聡太王位(19)=棋聖=が、徳島市の徳島グランヴィリオホテルで記者会見した。

 前夜は家族らに電話で王位防衛を報告。師匠の杉本昌隆八段から「防衛おめでとう」と祝福を受けた後、普段通り午後11時ごろに寝て、今朝は7時半ごろ起きた。「しっかり眠ることができた」とさわやかな声で話す。

 一夜明けて「防衛という結果を出せてほっとした気持ちもあるが、重要な対局が続くので、ほっとするより今回の番勝負の経験を次につなげることを考えたい」と語る。

 豊島将之竜王(31)=叡王=との勝負を振り返って「序盤の指し方が課題としてある。今回の番勝負の経験を踏まえて、改善していくよう取り組む」と課題も挙げた。

 挑戦中の叡王戦は、9月13日の第5局に史上最年少での三冠達成がかかる。竜王戦も豊島竜王への挑戦権獲得にあと1勝と迫っている。タイトル保持者らとの大勝負が続くが、「対局の合間に、しっかり休むよう心がけている」と気を引き締める。

 6月の棋聖戦から始まったこの夏の一連の戦いを通じて「防衛戦は初めての経験。その中で成長できたのかな」と手応えを感じた様子だ。

 初めて経験した徳島対局については「対局場も素晴らしかった。来年、うかがうことを楽しみにしている。また、徳島のファンの皆さんに熱戦を見ていただけるよう頑張りたい」と話していた。

一夜明け会見 質疑応答ノーカット【動画】https://youtu.be/nOgQchzJK6o