3日に閉院する麻植協同病院=吉野川市鴨島町鴨島

 麻植協同病院(吉野川市鴨島町鴨島)が3日、閉院する。開院から68年。「麻植協」の通称で親しまれてきた県央の中核病院は、同町知恵島に整備された「吉野川医療センター」として新たな一歩を踏み出す。

 麻植協は1947年、JA徳島厚生連の前身・県農業会が阿波藍商の川真田市太郎氏の邸宅などを借りて病院施設に改築した。開院時の診療科は内科、外科、産婦人科、放射線科の4科で、病床数は37床。職員は40人だった。

 その後、段階的に診療科や病床を増やし、65年には県から総合病院の承認と救急病院指定を受けた。2014年度の外来患者は1日当たり590人で、年間14万4510人。入院患者は1日当たり261人で、年間9万5396人。病院スタッフは開院時の10倍以上の約450人に増えた。

 医療センターは麻植協から西へ約2・6キロに建設された。09年以来6年ぶりに分娩の受け入れも再開する。駐車場は麻植協の約220台から約330台に増やした。11日開院する。

 麻植協で21年勤める橋本寛文病院長は「長年、地域住民から愛されてきただけに閉院は名残惜しい」と感慨深げ。医療センターでも引き続き病院長を務めるとあって「今後も頼りになる医療機関として信頼を得たい」と話す。