通気性が良く、軽くて涼しい阿波しじら織のシャツ=阿波おどり会館内の「あるでよ徳島」

 今年も「クールビズ」の季節が到来し、徳島県内では伝統工芸品の阿波しじら織のシャツがじわりと浸透している。見た目が涼しくて着心地も良いことが人気の理由。ゴールデンウイークで来県した観光客向けの土産品としても売り出されている。

 阿波しじら織は「シボ」と呼ばれる凹凸が特徴。軽くて肌触りも良く、暑い季節の衣料に適した特徴を備えている。この利点をクールビズの普及に役立てようと、県が2006年度から職場での軽装スタイルとして推奨している。

 徳島市の阿波おどり会館内にある県物産観光交流プラザ「あるでよ徳島」の店頭では、阿波しじら織のシャツ数十種類が並ぶ。価格は1万円前後と比較的高いものの、4月下旬ごろから売れ行きが上向いてきたという。

 男性客を中心に「通気性がいい」「丈夫で長持ちする」と好評。清涼感のある藍染のシャツとともに、土産物として観光客にも人気が出ている。ウオーキングの日焼け防止やクーラーなどの冷え対策に、阿波しじら織の長袖シャツを購入する女性も増えている。

 あるでよ徳島では、3日から全職員が阿波しじら織の制服を着用し、良さを県内外客にPRする。運営する県物産協会の小西哲也事務局長は「徳島を代表する伝統工芸を盛り上げ、夏のエコスタイルとして県内外で定着させたい」と話している。