落語を通して江戸時代の庶民の生活や文化を学ぶ「博物館寄席」が2日、徳島市の徳島城博物館であり、落語家林家竹丸さんが約150人の来場者を楽しませた。
演目は「桃太郎」と「くっしゃみ講釈」。「桃太郎」では、桃太郎の昔話を聞かされた子どもが論理的な解釈で父親を言い負かすやりとりが軽妙に語られ、会場からは笑い声が上がった。
竹丸さんと同館元学芸員の須藤茂樹・四国大学准教授による解説もあり、落語に出てくる「のぞきからくり」の説明のほか、江戸時代は落語も講釈も人気が高かったことなどが紹介された。
落語を生で聞くのは2回目という金中幸代さん(68)=徳島市安宅2=は「日本の伝統的な話芸は面白い。興味を持ったのでまた聞きに来たい」と話していた。
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