薄紫の花を咲かせるクマガイソウ=那賀町坂州

 県のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されているクマガイソウが、那賀町坂州の山林で愛らしい花を咲かせている。
 
 クマガイソウはラン科アツモリソウ属の多年草で、高さは20~30センチ。花は直径8センチほどで、白地に赤紫の脈が網目状に広がり、扇型の2枚の葉に挟まれるように咲く。袋状の花が平家物語に登場する源氏の武将、熊谷直実が背負った母衣(ほろ)に似ていることから名付けられたという。
 
 山林を所有する林業梅平少一さん(65)が約30年前から間伐やシカ用の防護ネットを張るなどの保護に取り組んでおり、約300平方メートルの敷地に約550株が群生している。問い合わせは梅平さん<電050(8800)4747>。