臨時記者会見を行う飯泉徳島県知事=31日午後5時ごろ、県庁

 徳島県は31日、10歳未満~80代の男女39人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。富岡西高(阿南市)と城東高(徳島市)、児童が利用する施設で、それぞれクラスター(感染者集団)が発生したと認定。県内で確認されたクラスターは48例となった。

 富岡西高は生徒2人が陽性となり、29日までに感染が分かった生徒4人と合わせ、6人規模のクラスターとなった。補講などで登校した同じクラスの生徒を中心に感染者が出ている。

 城東高の関連では31日発表分の感染者はいなかったものの、調査によってこれまでの感染者の関連性が分かり、生徒6人とその家族1人の計7人をクラスターに認定した。屋内スポーツの部活動で感染が広がったとみられる。

 富岡西高は31日まで、城東高は9月1日まで、臨時休校している。

 児童が利用する施設は、29日までに児童5人と職員1人、職員の家族1人の感染が確認されており、新たに児童の家族の50代男性と40代女性の感染が分かった。「利用者が特定できている」として施設名や所在地は公表していない。

 徳島市消防局東消防署に勤務する20代男性救急隊員の感染も分かった。感染者39人のうち30代男性が中等症で、残りの38人は軽症か無症状という。

 また県は、感染者の重症化を防ぐ新たな治療法「抗体カクテル療法」について、県内でこれまでに66人に使用したと明らかにした。全員重症化しておらず、現在のところ深刻な副作用もないという。

 39人の居住地別の内訳は▽徳島市22人▽鳴門市、小松島市各3人▽阿南市、吉野川市、美馬市、松茂町各2人▽石井町、藍住町、板野町各1人。

 県内の直近1週間の新規感染者(24~30日検査分)は380人。病床使用率は53・4%だった。県内の感染者は累計2699人となっている。