LPガスを利用して非常用発電機を起動する訓練参加者=鳴門市大麻町の堀江公民館

 鳴門市総合防災訓練は1日、南海トラフ巨大地震が発生して最大震度6強の揺れが起きたとの想定で、堀江公民館(大麻町大谷)と市役所共済会館(撫養町南浜)の2カ所を会場に行われた。

 堀江公民館では、地区住民や市職員ら約80人が避難所運営の手順を確認した。新型コロナウイルス対策として、避難者の受け付け時に検温と消毒を実施。運営スタッフは発熱者を一般避難者とは別の部屋に誘導し、体調や同行者の情報について聞き取った。避難スペースでは感染防止とプライベート空間確保のために間仕切りを設置した。

 堀江公民館は、非常時と通常時の両局面で活用できる「フェーズフリー」の考え方を取り入れた設計。調理室のLPガスを燃料にする発電機で、非常用電源を確保する方法も練習した。

 市自主防災会連絡協議会の小川泰範会長(71)=大麻町池谷=は「地震とコロナが重なると、多くの人命が危険にさらされる。一層意識して対策する必要がある」と話した。