鳴門市がコウノトリの幼鳥2羽に発行した特別住民票

 鳴門市は、地元で巣立ったコウノトリの幼鳥「歌(うた)」「百(もも)」の2羽に「特別住民票」を交付した。市のPRに一役買ってもらおうと、昨年巣立った3羽に続き、発行した。

 A4サイズで本物の住民票に使う専用紙を使っている。名前、性別(雌)、住所(鳴門市大麻町萩原)、生年月日(2018年3月13日)、識別番号、プロフィルを記載し、写真も付けた。プロフィル欄では「第九アジア初演百周年を記念し、一字をもらった」などと名前の由来を紹介している。

 市役所1階の市民課に掲示し、希望者には無料配布する。

 8日には、市の公募で2羽の名付け親になった3人への表彰式が市役所であった。

 「百」の名付け親の小川良幸さん(48)=同市北灘町櫛木、病院職員=と青木フサ江さん(66)=同市大麻町大谷、県保健所非常勤職員=、「歌」の名付け親の小林ドューリッチとも子さん(54)=徳島市籠屋町、会社員=が出席。泉理彦市長から表彰状と特別住民票が贈られた。