県ハンドボール協会などの出迎えを受けるドイツ男子代表の選手(左)=徳島阿波おどり空港

 2020年東京五輪・パラリンピックの事前キャンプ地として徳島県が適しているかを見極めるため、ハンドボールのドイツ男子代表チームが8日、来県した。14日まで滞在し、練習場所や宿泊施設などを確認する。13日には徳島市のアスティとくしまで日本代表と対戦する。

 来県したのは選手19人とスタッフの計30人。徳島阿波おどり空港で、キャンプ誘致を目指して招いた県と県ハンドボール協会などの9人に出迎えられ、握手を交わした。

 アクセル・クロマ団長(41)は「試合だけでなく、徳島の豊かな自然や日本の文化に触れるのが楽しみ」と語った。県協会の佐藤公美理事長は「徳島がリラックスできる場所であることも知ってもらい、誘致を実現させたい」と意気込んだ。

 一行は、宿泊する鳴門市のホテル・ルネッサンスリゾートナルトで開かれた歓迎会に参加した。滞在中、鳴門アミノバリューホールで練習し、鳴門海峡の渦潮やドイツ館なども視察する。県内の小中学生と一緒にプレーし、交流する機会も設ける。