臨時記者会見を行う県の担当者=9日午後4時半ごろ、県庁

 徳島県は9日、新型コロナウイルスに10歳未満~90代の男女40人が感染したと発表した。高齢者施設、飲食店、会社に関連する三つのクラスター(感染者集団)を新たに認定し、県内で確認されたクラスターは計53例となった。高齢者施設でのクラスター発生は5月27日以来115日ぶりで、7例目。

 高齢者施設のクラスターは、これまでに入所者4人と隣接する通所施設の職員2人の感染が確認されており、新たに入所者1人の感染が分かった。この施設がある鳴門市内の高齢者施設29カ所に勤務している職員約千人のうち、希望者にPCR検査を実施する。

 新たな飲食店クラスターは、これまでに陽性と判明していた店員4人と利用客3人の関連性が調査で分かった。県は酒類を提供する店内で感染が広がった可能性が高いとみている。会社関連クラスターは、これまでの社員4人と社員の家族2人に加え、新たに社員1人の陽性が分かり、クラスターと認定した。

 県は陽性者と接触した人が特定できているなどとして、いずれも所在地や名称を公表していない。

 学校関係では、小学生3人と中学生1人の感染が判明した。小学校2校と中学校1校が臨時休校となっている。

 症状は3人が中等症で、他は軽症か無症状だった。居住地の内訳は▽徳島市23人▽三好市、藍住町各3人▽鳴門市、小松島市各2人▽阿南市、吉野川市、石井町、北島町、板野町、兵庫県、岡山県各1人。直近1週間(2~8日検査分)の新規感染者数は219人で、重症者用を含む全体の病床使用率は48・3%となった。