気合のこもった声を出しながら竹刀を交える選手=阿波市の八幡神社

 阿波市市場町八幡の八幡神社で9日、剣道の奉納演武大会が開かれ、市内外の少年剣士らが県内では珍しい「野試合」を繰り広げた。
 
 阿波、吉野川、美馬、徳島の4市から、小中学生の男女162人が出場し、学年別など5部門のトーナメント戦で競った。
 
 境内に設けられた試合場では、胴着にスニーカー姿の選手たちが気合のこもった声を発しながら、竹刀を交えた。見事な剣さばきで「胴」「面」などを決めると、詰め掛けた観客約300人から、盛大な拍手が送られていた。
 
 中学生女子の部で優勝した阿波中3年の西渕光さん(14)は「屋内の試合とは違って開放感があり、すがすがしい。昨年は準優勝だったので、雪辱を果たせた」と喜んだ。
 
 奉納演武は戦前、神社にあった道場の練習生が境内で行ったことが始まり。戦後は長く途絶えていたが、地元有志でつくる「八幡神社剣道同志会」が2003年に復活させ、毎年開いている。今年で13回目。