昨年5月に吉野川で開かれたラフティングイベント。今年は日本選手権と同時開催され、世界大会実現へ弾みをつける=三好市山城町

 競技ラフティングで国内最高峰の「全日本レースラフティング選手権大会」が6月20、21日、三好市山城町の吉野川上流で初めて開かれる。同市では2017年度の世界大会誘致を目指しており、世界ラフティング協会(IRF)の会長も現地視察に訪れる。視察の結果次第では今夏にも、吉野川での開催決定が見込まれており、地元関係者は「世界大会実現に向けて弾みをつけたい」と意気込んでいる。
 
 日本選手権は日本レースラフティング協会が主催し、12月にインドネシアである今年の世界大会の日本代表の座を懸けて実施。世界大会と同様、短距離で争う「スプリント」、長距離でタイムを競う「ダウンリバー」など4種目を行う。
 
 三好市を拠点に活動し、昨年のブラジル大会では2位だった女子チーム「ザ・リバーフェイス」をはじめ、全国から10数チームの参加が予想される。地元の実行委が開く「大歩危リバーフェスティバル」との同時開催。
 
 今回、三好市を視察するのはIRFのジョー・ウィリー・ジョーンズ会長。日本協会の池田拓也理事や市職員らの案内で、吉野川の水量をはじめ、選手・役員の宿泊ができる施設、移動手段などを調査する。
 
 三好市への世界大会誘致は、11年に続き2度目の挑戦。14年11月に、市内のラフティングツアー業者や日本協会などが大会招致委を結成し、IRFに立候補を届け出た。
 
 受付期限までに国内外で立候補したのは吉野川だけ。このため今回の視察の結果次第で早ければ今夏、吉野川での世界大会開催が決まる運びだ。招致委員の西村洋子さん(60)=同市山城町西宇、観光施設社長=は「念願だった世界大会実現への条件が整いつつある。日本選手権では国内の仲間たちに協力をアピールしたい」と話す。
 
 11日には市観光協会と招致委が協力して、吉野川や国道32号周辺を清掃する。ラフティングボートを使って吉野川をきれいにし、日本選手権をPRする。