水防月間(5月)の関連行事として、国土交通省徳島河川国道事務所の「吉野川防災パネル展」が北島町の県立防災センターで開かれている。31日まで。
 
 2014年8月に県内を襲った台風11、12号の洪水被害を中心に、パネル20枚を展示。両台風接近時の吉野川上流から下流にかけての水位の変化や浸水状況を、写真と地図、観測データを使って分かりやすく紹介している。
 
 また、県内に6個の台風が上陸した04年の状況も取り上げ、放水量を調整して下流域の浸水被害を軽減する池田ダム(三好市)、早明浦ダム(高知県)の役割を解説している。
 
 藤井信男さん(72)=徳島市山城町東浜傍示=は「データが詳しく、集中豪雨による被害の状況が分かりやすい」と話した。防災パネル展は5、6月に石井町、つるぎ町、吉野川市、三好市でも開かれる。