「徳島ほんまじゃ節」を作詞した東根さん(左)と歌を担当する山本さん=徳島市大原町

 小松島市日開野町高須の作詞家東根泰章さん(67)が、県内に伝わる食文化や風習をテーマにした新民謡「徳島ほんまじゃ節」を作った。遊山箱などを取り上げ、方言もふんだんに盛り込んだユニークな作品。10日に徳島市中昭和町4の昭和コミュニティセンターで初披露される。
 
 6番まであり、桃の節句の伝統行事・遊山を楽しむ段重ねの弁当箱「遊山箱」や、阿波和三盆糖、菓子の「阿波の不老柿」などを歌詞にした。
 
 東根さんは県内各地を精力的に取材。鳴門市では祝いの赤飯に砂糖を振り掛ける食文化があり、「製塩業が盛んな土地柄で砂糖がより貴重だった」との説があることなども紹介した。柏餅に巻かれている葉は、多くがサルトリイバラの葉が使われていることも盛り込んでいる。
 
 「好きなんよ」「食べるんじょ」などの阿波弁を使い、各番の最後は「ホレ ほんまじゃ ほんまじゃ」で締めくくっている。
 
 曲は、東根さんの音楽仲間で、作曲家の中島昭二さん(71)=兵庫県尼崎市=が提供した。歌は、歌手の山本和実さん(67)=徳島市昭和町6=が担当。10日午前10時から開かれるカラオケ大会での初披露に向けて、徳島市大原町のスタジオで練習を重ねた。今後は振り付けも考えていく。
 
 東根さんは「徳島の人なら分かることばかり。歌を聴いた後で徳島のことを話題にしてもらいたい」と話している。